2016年 08月 21日
クロモリフレーム カンパ工具でフェイシング&タッピング |
自転車の組立作業には専用工具が多く使われます。
パークツール、バール、ホーザン、その他いろいろなメーカーがありますが、長年工具を使用してきたなかでカンパニョーロの工具セットは精度、使い勝手の点で他の工具よりも優れていると感じます。
そんなカンパニョーロ工具セットを使ってクロモリフレームの精度をより高める、フェイシングとタッピングを行いました!
ちなみに作業のしやすさを考えて、豪華な木箱には残念ながら入れてません。
カンパニョーロの工具セットですが、実はJISとイタリアン、どちらかのタップしか入っていません。
しかし当店では両方取揃えていますので、どちらでも精度の高いカンパニョーロで対応できます。
作業をするのは先日入荷したBIXXIS PRIMA。
フレーム側BBネジ切部分には汚れや塗装が残っていたり、谷や山の部分に凹凸があってBBパーツがスムーズに入って行かないことがあります。
このBBネジ切部分を綺麗にするため、タップでさらっていきます。
タップをねじ込んでいくとBBの奥の方まで入っていき、BIXXISのフレームは中までしっかりネジが切られていることがわかります。
削りかすもあまり出ず、BIXXISのメーカー出荷状態でのネジ切部分の精度は高いようです。
お次はBBのフェイシングを行います。
BBの外側部分には塗装が乗っていたり、溶接時の熱変化によりBB面の平行度が出ていないことがあります。そのような状態でBBパーツをねじ込んでいくと、フレームに対して斜めに固定されるのでクランクの回転に影響が生じます。
これを防止するためにBB面のフェイシングを行います。
作業前の写真がこちら、BBカップが当たる面に塗装が乗っています。
まずはフレームに対してBB面が真っ直ぐに削れるようカッターガイドを挿入します。
まわりの塗装がはがれないように、刃は慎重に回転させていきます。
削りすぎるとBBハンガー幅が狭くなりすぎてしまうので注意します。
塗料かすと金属粉がこれだけ取れました。
ディレーラーハンガーとボトルケージのネジ切部分にも忘れずにタップをかけます。
ディレーラーハンガーのネジ切部分からはかなりの金属粉が取れました、これでリアメカも安心して組み付けられます。
ボトルケージ台座にも忘れずにタップをかけます。
同じ自転車でも最終仕上げにより走りが違ってきます、必ずしたい作業ですね。
パークツール、バール、ホーザン、その他いろいろなメーカーがありますが、長年工具を使用してきたなかでカンパニョーロの工具セットは精度、使い勝手の点で他の工具よりも優れていると感じます。
そんなカンパニョーロ工具セットを使ってクロモリフレームの精度をより高める、フェイシングとタッピングを行いました!
ちなみに作業のしやすさを考えて、豪華な木箱には残念ながら入れてません。
しかし当店では両方取揃えていますので、どちらでも精度の高いカンパニョーロで対応できます。
作業をするのは先日入荷したBIXXIS PRIMA。
フレーム側BBネジ切部分には汚れや塗装が残っていたり、谷や山の部分に凹凸があってBBパーツがスムーズに入って行かないことがあります。
このBBネジ切部分を綺麗にするため、タップでさらっていきます。
削りかすもあまり出ず、BIXXISのメーカー出荷状態でのネジ切部分の精度は高いようです。
BBの外側部分には塗装が乗っていたり、溶接時の熱変化によりBB面の平行度が出ていないことがあります。そのような状態でBBパーツをねじ込んでいくと、フレームに対して斜めに固定されるのでクランクの回転に影響が生じます。
これを防止するためにBB面のフェイシングを行います。
作業前の写真がこちら、BBカップが当たる面に塗装が乗っています。
まずはフレームに対してBB面が真っ直ぐに削れるようカッターガイドを挿入します。
削りすぎるとBBハンガー幅が狭くなりすぎてしまうので注意します。
作業後のBB面を確認すると非常に滑らかになっています。
また左右の面がフレームに対して垂直で、それぞれが平行になりました。
また左右の面がフレームに対して垂直で、それぞれが平行になりました。
by dioss1936
| 2016-08-21 18:13
| 作業